いよいよ始まりました2014クリスマス特別ディナー・・・!!
帆立貝柱のグリルがドドーーンと乗っておりますが、メインはパッパ・アル・ポモドーロという
トマトのパン粥でございます。 湯剥きしたトマトと塩、バジル、バターをコトコト煮込むだけの
シンプルなお料理ですが、素材の味がダイレクトに・・・クラシックなレシピではパンが煮くず
れてトロトロのお料理ですが、カリカリのクルトンを使いましてサクサクの食感に・・・
昨年も鶏を使ったひと皿をいたしましたが、今年も・・・朝引きの鶏胸肉とささ身を軽くグリル
しまして、フォワグラのコンフィと一緒に提供いたしました。昔レストランで作ったテリーヌが
鶏肉とフォワグラ と リ・ド・ヴォーをソテーいたしまして、マルサラやポルト酒でフランベして
型に重ねながら詰めていくという結構大変な思いでのお料理がございました ・・・(笑) その
お料理をテリーヌではなくお皿の上で再構築していただこう・・・という思考でございます(笑)
シンプルに鶏のタリアータ(そぎ切り)を味わうも良し、フォワグラのっけ盛りも良し・・・
かなりクラシックな作り方で煮込んだラグーソースでございます・・・。粗挽きのミンチで仕込
んでおりましたミートソースを、ブロックのお肉での煮込みに変えまして・・・ かなり時間はか
かりますが、やっぱり美味であります。このソースにはシンプルなタリアテッレではパワー負
けしてしまいますので・・・と頭を悩ませまして、今回は「きな粉を練りこんだ手打ち麺」でござ
います。噛み締めると大豆(ミズクグリ)の香りがお肉の後味に攻めてきます・・・(笑)
お魚料理は毎年オマール海老を・・・今年はシンプルにフライパン焼きであります。 ソース
はありませんが、ローズマリーやセルフィーユ、ディル、パセリなどハーブをたっぷり使いま
してハーブバターを作りまして、ソース替わりとして添えさせていただきました。 オマール海
老の上でバターが柔らかくなったら海老の香りと相まって・・・
今回のメインディッシュは牛肉のステーキでございます・・・赤身肉の美味しさに豚ばら肉の
脂と旨みをプラスいたしまして、さらに牛肉を柔らかく焼き上げるために、豚ばら肉を巻きま
して、牛肉に直接熱が伝わらないようしっとり焼き上げました。 いろんなお野菜を野菜の水
分だけでほっくり煮込んで添えさせていただきました。フォワグラの油でモンテした赤ワイン
ソースで仕上げまして、マスタードを少し添えて・・・
分
そしてデザートはFUKUMOTO始まって以来初のパイでございまして・・・ 凄腕Pこと愛さん
がずっとやりたかったデザートでございまして・・・「ミルフィーユ」でございます。 私がミルフ
ィーユは美味しいけど食べにくいやん・・・って発言に起死回生のミルフィーユを仕上げてま
いりまして(笑) 味はしっかりミルフィーユでございますが、食べにくさもなく・・・!!なにより
今年も美味しい美味しい北坂さんの大粒いちごを使いまして・・・。